はじめに
「ワクチンを打つか打たないか」
最近この話題多いですよね。
ワクチンのことが話題になり始めた
初めの頃は
「いやー、ワクチンは必要ないでしょ」
と思っていた私でしたが
8月頃からは
結構悩んでいました。
結果
悩みに悩んで
「よし!打ってみようか」
という結論に達した訳ですが
初めにお伝えしますが
これはあくまで
"私が選んだ道"
であって
これを読んでくださっている方に
「受けた方が良いよ」
と伝えるものではない
ということを
強く強くお伝えしておきます。
これから私が書くことを
読んで
「やっぱり私はやめておこう」
という方もいるだろうし
「それなら打ってみようかな」
と思う方もいるかもしれない。
願うのは
「ワクチンを打とうとしている人の
考えは安易だ」
または
「ワクチンを打たないといっている人の
考えは安易だ」
というふうに
個人個人の意思を
逆の立場の人が
批判し合うことを
避けたい
ということ。
これだけ
世間を騒がせている話題なので
ブログに書くことも
慎重になりますが
もし
私のように
「まだ打つか打たないか迷っている」
という方の
何らかのヒントになれば良いな
と思い、
思い切って書いてみることにしました。
長いですが
気になる方は
読んでみてくださいね❤️
何故最初は慎重派だったのか
私はリフレクソロジスト。
リフレクソロジーには
様々な効果が期待できる、と
言われていますが
「自分の持っている免疫力を
上げることが期待できる」
というのが魅力でもあります。
こういう仕事をしているせいもあり
「できれば
薬やワクチンに頼らず
自分の免疫力を信じたい」
という気持ちが強く
「自分の免疫力を下げないように
気をつけていれば
自分は
仮にコロナに感染したとしても
重症化までは至らないだろう。」
と考えていて
基本的には
その気持ちは今でも
あまり変わりません。
怖いのは
コロナに感染することではなく
感染後に重症化すること
家族に対しても
「食事や睡眠をしっかり摂って
免疫力を下げない生活を心がけていれば
重症化までにはならないだろう。」
と思っています。
ですが
もちろん
「多分」
なので
「絶対」
ではありません。
そして
今のままの生活スタイルであれば
という条件も加わります。
もし
仮にこれが
「急に仕事が激務になった」
とか
「急にものすごいストレスが
いくつも重なった」
となった場合は
安心できないと思っています。
よく
「疲れが溜まると
免疫力が下がる」
と言いますね。
十分な睡眠と
しっかりした食事
は
免疫細胞の働きを下げないために
とても大事なのは
否定される方はいないと思います。
ですが
いかんせん
人生には
「ゆったりと過ごせない」
「睡眠時間を削らないといけない」
そんな非常事態が
急に起こることも
残念ながらあります。
そうした事態の時も
ライフスタイルを俯瞰して見て
バランスをとりながら
無理をしすぎたあとは
休息をとる、
突っ走ったまま
疲れを溜めすぎないようにする
といったことを
大事にするべきです。
身体の免疫細胞は
コロナウイルス以外にも
様々な細菌と日々関わっているし
色々な働きを
いまこの瞬間も
絶え間なく
私の為にし続けています。
身体が私たちに発信している
「痛み」
「熱」
「眠気」
「疲労感」
そういったものは
「休んでくれないと
あなたを守りきれないよ。」
という身体からのサイン。
それを無視して
薬を使って
痛みや
疲労感
を無いことにして
無理をし続けることは
免疫力を落とし
病気になりやすく
こじらせて
重症化する
という流れに
陥りやすいこと。
これは
新型コロナウイルスが
流行っていようがいまいが
まずは肝に銘じるべきだと
常々思っていて
今の私の生き方の
ベースになっています。
そうした考えのもと
三密を避ける
手洗いをしっかりする
よく食べよく寝る
をしていれば
ワクチンは自分にとっては
必要ではない
と考えていました。
免疫ってそもそもどういうもの?
さて、
免疫
と言うけれど
具体的に
免疫ってどういうものなの?
と思う方もいらっしゃると思いますので
ざっとご説明しますね。
ちょっと
用語がいきなり増えるので
初めて目にする方は
嫌になってしまうかもですが、
知れば知るほど
人間の身体の凄さや奥深さがわかって
自分の身体が
愛おしく思えるかと思いますので、笑
是非とも
頑張って
ついてきてください。
人の体に
ウイルスなどの病原体が入った時
体を守る免疫には
自然免疫チーム
と
獲得免疫チーム
の2つがあります。
獲得免疫チーム
は
ある病原体に対して
専用の武器である「抗体」を作って戦います。
はしかのように
一度かかると
専用武器である抗体が
体内に記憶されるので
再度同じ病原体が体に入った時に
素早く対応ができます。
新型コロナウイルスのように
人間にとって初めてのウイルスに対しては
専用の武器である「抗体」を作るには
1週間かかります。
それまでの間に
体を守るのが
自然免疫チーム。
自然免疫チームと
獲得免疫チームは
連携しながら体を守っています。
その連携の流れを
簡単にご説明しますね。
まずは自然免疫チーム。
体内に入った病原体を
種類に関わらずパクパク食べてくれる
「マクロファージ」
をはじめとする
「好中球」
「樹状細胞」
これらの
自然免疫チームの細胞は
病原体を食べながら
その情報を
獲得免疫チームの
「ヘルパーT細胞」に知らせます。
また
自然免疫チームの中の
「NK(ナチュラルキラー)細胞」
は
「マクロファージ」や
「好中球」
では手が出せない
細胞内に入りこんで
しまった病原体を
感染した細胞ごと
排除していきます。
そうして
自然免疫チームの
免疫細胞たちがウイルスを排除している間に
自然免疫チームから
お知らせを受けた
獲得免疫チームが動き出します。
「ヘルパーT細胞」によって
お知らせを受けた
「B細胞」が
武器である抗体を作っています。
初めにできる抗体は
IgM抗体
数日後には、
より強力な
IgG抗体
となり
この抗体が病原体につくと
通常は
ウイルスが無毒化したり
力が弱まり
また
「マクロファージ」や
「好中球」にとって
抗体は
"美味しい"
という目印になるため
どんどん食べてもらえるようになり
通常は
この流れで
病原体の
封じ込めが終了します。
ですが
NK(ナチュラルキラー)細胞でも
退治しきれず
細胞に入り込んだ新型コロナウイルスが
増え続けてしまう場合もあります。
そんなNK細胞の攻撃をすり抜けてしまった
感染細胞を壊す役割を果たすのが
キラ−T細胞
樹状細胞が出す刺激によって
パワーアップして
感染細胞ごとウイルスを破壊していきます。
ここで一旦ざっくりとまとめ
『免疫には大きく分けて2種類ある』
[自然免疫チーム]
●マクロファージ・・・病原体を食べる、サイトカインを出し他の免疫細胞に病原体の侵入を知らせる
●好中球・・・・・・・・・病原体を食べる
●樹状細胞・・・・・・・病原体を食べ、その情報をT細胞などの獲得免疫チームに伝達する
●NK細胞・・・・・・・・・ウイルスが入り込んだ細胞ごと壊す。「生まれながらの殺し屋」細胞
[獲得免疫チーム]
●ヘルパーT細胞・・・免疫細胞の司令塔。マクロファージを活性化させたりB細胞に抗体を作らせる
●B細胞・・・・・・・・・・・病原体に対する抗体を作る。
●キラーT細胞・・・・・・樹状細胞からの情報伝達、刺激によりパワーアップ、感染した細胞ごと壊す。
さて
このように
免疫細胞が働くことによって
通常であれば
1週間ほどで徐々に治癒に向かうウイルスとの戦い。
ですが
新型コロナウイルスは
1週間ほどした後に
軽症でそのまま治癒する方もいれば
重症化へと進んでしまう方もいるのが
恐ろしいところ。
では
重症化してしまう原因とは
何なのでしょうか?
重症化してしまう原因は何か
これに関しては
おそらく多くの研究者の方々が
今もなお
研究中だと思われ、
はっきり言って専門外の私ですので
2021年年10月現在で
知りえた
可能性のお話を書いていきます。
ここに書いた情報も
一つの可能性として読んでいただければと思います。
「可能性1: 獲得免疫チームが強すぎて暴走してしまった」
こちらの可能性については
時々ブログを拝見していた
ママのための自然療法スクール
「こどもとアロマ」
の
原 亜希子さんの
こちらの記事
を読み知りました。
本間真二郎医師の唱える説とのことで
とてもわかりやすく
説明してありました。
私の方では
かいつまんで
お伝えします。
詳しく知りたい方は
是非
原さんのブログ読んでみてくださいね。
新型コロナウイルスは
数日から2週間ほどの潜伏期間ののち
発症から1週間ほどで
重症化する人とそのまま治癒する人が分かれます。
この1週間というのが
ちょうど獲得免疫が発動するタイミングと重なっていることに
着目した説です。
新型コロナウイルスは
人間の細胞に入り込むこと(=感染)で
自らのコピーを作って増えていくわけですが、
人間の細胞ならなんでも良いというわけではありません。
新型コロナウイルスが
めがけて入り込もうとしている細胞は
「ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)」
という受容体を持った細胞です。
(また専門用語が出てきますが、ついてきてくださいね)
新型コロナウイルスの
写真を見たことがある方はご存知かもしれませんが
表面に
「スパイクタンパク質」
と呼ばれるトゲが突き出ていて
その姿が王冠(コロナ)に似ていることが
名称の由来。
このトゲを
細胞表面にぴったり合わせることによって
ウイルスは細胞の中に入り込むことができるのですが
この新型コロナのトゲにぴったり合う受容体が
「ACE2」
トゲが鍵だとして
ACE2はそれにぴったり合う鍵穴を持っている細胞
ということになります。
実は
このACE2という酵素は
体の炎症や免疫反応をコントロールするための
酵素でもあるのだそうで
(※酵素:体の中での化学反応を引き起こすための触媒としての必須のタンパク質)
主に免疫反応を制御する役割を持っているもの。
先ほど
キラーT細胞
はウイルスに乗っ取られた細胞ごと破壊する
と書きましたが
自然免疫チームの力が及ばず
ウイルスに乗っ取られてしまったACE2受容体を持った細胞が
多ければ多いほど
免疫反応を制御する役割を持った細胞が
キラーT細胞によって破壊され
免疫反応が暴走してしまい
とどまることを知らずに
免疫によって
自らを破壊し続けてしまうことによって
重症化してしまう。
なんとも
切ない話ですね。
「可能性2: 自然免疫をすり抜ける新型コロナウイルスの能力」
こちらは
NHK取材班による
「たたかう免疫 人体vsウイルス 真の主役」
講談社
より得た情報で
東京大学医科学研究所准教授の
佐藤佳さんによる研究で明らかになった可能性です。
通常
ウイルスが細胞に侵入すると
感染した細胞は
「敵が来たぞ」
と伝えるための
警報物質である
インターフェロン
を大量に放出します。
自然免疫チームは
この情報を頼りに
現場へ向かい
ウイルスを食べながら
その情報を
獲得免疫チームに
知らせるのでしたよね。
ところが
新型コロナウイルスが持つ
特別な遺伝子が働くと
その警報物質である
インターフェロンが作られる量が
約10分の1にまで
抑え込まれてしまうことが
分かったのです。
そうなると
敵が侵入した
という情報が伝わりにくくなり
自然免疫チームが出動してくれず
野放しになったウイルスが
大増殖することに…。
今回の新型コロナで
特に重症化した方においては
顕著にインターフェロンが作られる量が
低いことが
報告されていて
それにより
重症化してしまった可能性が
十分にあるということ。
となると…
自然免疫チームの力頼み
と簡単に言えない
と言うことになりますね。
免疫力アップと簡単には言えない
冒頭
私は
「リフレクソロジーは免疫力を上げることが期待できる」
と書きました。
その根拠としては
血液やリンパ液の流れが良くなる
全身がポカポカする
リラックスできる
反射区を刺激することで対応する臓器へ何らかの効果が期待できること
などが挙げられます。
血液や、リンパ液の流れを良くする
体温を上げる
それは
とリンパ管を通って移動している
B細胞やT細胞の移動をスムーズにさせ
抗原となるウイルスとの出会いの確率を
上げることになります。
また
獲得免疫チームの基地とも言える
リンパ節や脾臓
腸など免疫細胞が多くいる場所
ヘルパーT細胞やキラーT細胞
が育つ場所として知られる胸腺
これらを
足裏の反射区から刺激できる
というのが
リフレクソロジーの最大の魅力。
薬やワクチンに頼らず
身体を守りたい
という方にとっては
嬉しい健康療法と言えるかと思います。
日々お客様と接し
お客様の表情、足裏の温度変化
などから
これらの根拠が
全くの嘘でもデタラメでもないと
思って
仕事をしていますし
誇りを持ってやっていることです。
ですが
では
これがしっかりとエビデンスがありますか?
と聞かれたら
…えっと…
となります。笑
いや、
もしかしたら
私が知らないだけで
そういうリフレクソロジーの研究がなされ
しっかりした結果が
出ているかもしれません
が、
残念ながら
現時点ではまだ私は知りません。
あくまでも
リフレクソロジーを受けることによって
免疫力を上げる可能性がある
としかいうことができないのは
そこに
それを証明する
数値がないからです。
例えば
リフレクソロジーを受ける前と受けた後で
免疫細胞の働きが明らかに上がっていると証明できる数値がある
(それが可能かどうかは別として)
とか
リフレクソロジーを受けた人と受けていない人とで感染症にかかった人とかかっていない人の割合を見る大規模な実験をする
など
誰が見ても明らかな数値がない限り
リフレクソロジーが
免疫力を上げるということの
証明にはならない
のです。
数値を見る
理数系の頭がなく
文系の発想、考え方しか
してこなかった
自分にとって
この考え方は
新たなハードル
です。
ですが
その魅力を
少しだけ
感じ始めてもいます。
そして
だからこそ
「ワクチンを打つ」
という
それまでの自分では
考えなかった選択を
するきっかけになった
のです。
とても長くなってしまった
この記事。
今回はここまでとさせていただき
次回に
「ワクチンを打つ」
と決めたわけを
書いていこうと思います。
続きはこちらをご覧ください
長い文章にお付き合いくださり
ありがとうございます♪
次回をお楽しみに。
Comments